生まれたことが、もはや

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「目が覚めたかね。」

「…。」

十畳程の和室で布団から起き上がった少女に、開いたふすまの先にいた軍人がにこやかに声をかけた。

深く落ち着いた声は、その場の穏やかさをより一層際立たせる。


「何故、わたくしを助けたのですか。」

歓楽街で気を失う直前に聞いたものと同じ声の主への問い。

春祈代は、焦っていた。

軍人である父が部下を使って血眼で自分を探している。
もし目の前の軍人が父の部署の兵ならば、あの家に連れ戻されることになるだろう。


「君は、――上官のご息女だね？いつも御父上には世話になっている。」


ああ、とうさまと、かあさまのところに、つれもどされる。

春祈代はそう思った。
途端に目の前が真っ暗になり、溢れだす涙と共にひたすらに謝罪の言葉を繰り返す。

「ごめんなさい、ごめんなさい。」

軍人はその状況に驚いた様子もなく、そばに歩み寄り、春祈代にゆっくりと声をかけた。

「落ち着きなさい。どうしたね？ゆっくり、話して御覧。」


軍人が一歩近づけば、春祈代はあとずさって拒絶する。

しかし、壁に邪魔されるとその距離は縮まっていった。

あと一歩というところまできて、軍人はしゃがみこんで春祈代の言葉を待った。




どれだけの時間が経っただろう。
日は既に沈み、月明かりが部屋を照らしだしていたが、二人の姿はいまだ変わらずそこにある。


ひたすらの沈黙の中、春祈代はもはや涙さえ枯らし、とめどなく続けた謝罪のせいで擦れた声を絞りだした。

「…はるきよが、このよにうまれたから、…とうさまとかあさまは不幸になったのです。わたくしさえ生まれなければ、とうさまとかあさまは幸せだったのです…っ。」

たどたどしく紡がれるその言葉は、あまりに純粋な嘆きだった。


「安心したまえ。君を家に送り返したりなどせんよ。」

春祈代は耳を疑った。
まさか、父の部下である軍人が、自分を見逃すはずがない。

「どうやら真実は、君の御父上から聞いた話とは随分異なるようだしねェ。」


あまりに予想外な軍人の言動に、春祈代は話が飲み込めないでいた。


「小生はカデンツェという。つい先日も君と同じくらいの男子（おのこ）を拾ってなァ。これも何かの縁、この家にいるといい、春。」



（ はるきよ と カデンツェ の おはなし ！ ）


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春祈代とカデンツェの出会い話です。
この後カデンツェが春祈代父相手にガツンとやらかします。多分。
自分の文章力を試すつもりで書いたら撃沈した＼(^O^)／
第三者視点でのナレーションは難しい！
言葉での情景描写って難しい！


お気づきの方もいらっしゃいましたが、ウェブカレ始めました！
四人のキャラから選ぶようになってましたが、鬼畜眼鏡生徒会長と腹黒敬語教師（いずれも夢路の独断と偏見と先入観と第一印象による）で迷った結果せんせーに。
名前はまあほら、あれです、その場の閃き（
『伊勢 靖親』で『いせ やすちか』。センスない！
後で皆さん結構デフォの名前使ってらっしゃるのしって、恥ずかしさで穴があったら埋葬されたいくらい。
よくわかってないのでとりあえず彼をツツキ回してます（ＨＥ☆Ｎ☆ＴＡ☆Ｉ

あと春祈代のプロフ画像をアップしました。
SAIの試用版で塗ってみた。
凄く使いやすい！きれいに塗れるぜ！
ただ優等生すぎて、慣れないと塗りが綺麗すぎてのっぺりしちまうのが難点…！
ピクトベアのベタベタ感が少し恋しく感じた。

突発性ミッドナイトティーパーティー

今日はレンタルしてずっと使ってなかった絵茶をサイドバーリンク項に設置したので、一人で落書きしてました。
そしたらなんと黒兎さんと萩ちゃんが入ってきてくださって！
最初弥重蔵×雀羅ちゃんを描いてたけど調子悪くて削除。
その後黒兎さんが退室なさったので、じゃあ合作でもしようかとなって出来上がったのがコレ。



あははヴェル君にぎゅーってしてもらった！！
精神的に弱った祈杁を励まして頂きました！
祈杁は普段はぎゅーってする方が多いしですが、ぎゅーってされるのも好きです。


一昨日よりも更にどうでもいい裏話。
既に使用されてる名前だったよ編。
最初に付けようと思ってた名前が既に使用されてて今の名前になった子が何人かいます。
×カデンツァ･カデンツ→○カデンツェ
×ローズマリー･シェリー→○シェリーローズ
×アリス･ドルチェ･ドルチェット→○ドルチェッリア
×花･ハナ･はな→○祈杁

ドルチェは最初女の子設定だったので第一候補がアリスだったのです。
記号は付けたくない派です。


今日はなんとayaseさんちの戻くんにおんぶしてもらう夢を見ました！
しかも学校で！ジャージ姿の戻くんに！！
あああ幸せ！夢路の脳GJ！（

夢路はぎゅーってするのが大好きなので、よく弟におんぶしてもらっいます。（正確には無理やり背中に乗ってるだけです。）
母にもぎゅーってします。
姉はぎゅーってするとものすごく嫌がるけど無理やりします（
父はさすがにないな…でも頭で背中をつついたりするよ！（（

連立性百並べ

落乱100忍ソートやってみました。
名前と顔が一致するのが79忍。

1 鉢屋三郎
1 不破雷蔵
3 立花仙蔵
4 七松小平太
5 善法寺伊作
6 土井半助
7 久々知兵助
8 山田利吉
9 綾部喜八郎
10 清八
11 大木雅之助
12 摂津のきり丸
13 加藤団蔵
14 笹山兵太夫
15 小松田秀作
16 平滝夜叉丸
17 照星
18 野村雄三
19 戸部新左ヱ門
20 皆本金吾
21 食満留三郎
22 山田伝蔵
23 竹谷八左ヱ門
24 佐武虎若
25 斉藤タカ丸
26 木野小次郎竹高
27 松千代万
28 舳丸
29 潮江文次郎
30 伊賀崎孫兵
31 魔界之小路
32 田村三木ヱ門
33 中在家長次
34 黒木庄左ヱ門
35 神崎左門
36 稗田八方斎
37 猪名寺乱太郎
38 次屋三之助
39 山本シナ
40 富松作兵衛
40 夢前三治郎
42 浦風藤内
43 三反田数馬
44 任暁佐吉
45 吉野作造
46 山ぶ鬼
47 川西左近
48 能勢久作
49 黒門伝七
50 二郭伊助
51 ユキ
52 ヘムヘム
53 池田三郎次
54 福富カメ子
55 小松田優作
56 福富しんベヱ
57 トモミ
58 おシゲ
59 斜堂影麿
60 加藤飛蔵
61 しぶ鬼
62 疾風
63 鬼蜘蛛丸
64 いぶ鬼
65 蜉蝣
66 兵庫第三協栄丸
67 食堂のおばちゃん
68 新野洋一
69 安藤夏之丞
70 ふぶ鬼
71 大川平次渦正
72 黒戸カゲ
73 二ノ坪 怪士丸
74 木下鉄丸
75 北石照代
76 山村喜三太
77 日向墨男
78 厚着太逸
79 突庵望太

トップが仙様を抜いて双忍！！
鉢屋はさ、とても頭いいけど変態だといいな。
清八が意外に上位です。声が鈴村って知ったからかな…！
一年は組ではやっぱりきり丸・団蔵・兵太夫が上位。
「見張り小屋の段」で仙さまが我が子のように兵太夫を褒める場面ににやけます。Ｓ法…じゃなかった作法委員万歳！
兵庫水軍の面々がちょっと曖昧なのですが、舳丸が可愛かったのは覚えてます。
三年生もだいぶ上がってきたんじゃなかろうか。
ソート系って上の方だいぶ悩む！


あと今日はレンタルしてきた「パプリカ」を見ました。
とにかく映像と音楽がすっごい綺麗！
今敏さんと平沢進さんいい仕事してます！
話はそこそこ。ちょっとややこしくて2回くらい見るとわかる。
パレードの場面がものすごく印象的で、何度も見てしまいましたｖ
他作品案内も見てて面白かった。
「鉄コン筋クリート」も少し気になってたのだけど、キャストと主題歌がなんかいかにも世間一般受け狙っててちょっと萎えた。
っていうのはきっと夢路がオタクで引きこもりだからだね！
「ケモノヅメ」がちょっと気になったかも。

私の帰る場所は此処にしかないから

はい久しぶりですー！！
いやー、あいつらせっかく夢路が付けてきたポエム的タイトルぶっ壊しでしたね！

弥重蔵→タイトルつけない。つか日記を書かない。
芳野→夢路ファミリーの世界観での歴史的な暦。
嗣洲雅→普通にその日の日付。
祈杁→どんな日だったか。日付なにそれおいしいの？
イエロ→その日ナンパした子の名前。
飛梅→普通にその日の日付と天気。
ドルチェ→解読不可。

でした！


描きたいのに時間ないからここでばらしちゃえ！な設定たち。
春祈代の過去は以下。
多くの軍人を輩出してきた名家に生まれ、学校にも行かずスパルタで育てられそのうえ親や家政婦の虐待にあって育ちます。
精神安定剤に依存するようになり、親はそれが余計気に食わず、虐待はエスカレート。
死にかけたところでようやく家から逃げ出したのが13歳。
売春で生計でたてていたところをカデンツェに拾われるも人肌の恋しさに売春を続けており、精神安定剤依存も抜けていません。
春祈代は精神安定剤が切れると意識が正常じゃなくなります。
震え泣きながら誰にとも言わず謝り続けます。
ちなみに春祈代の父はカデンツェの上司です。
この辺でまた一悶着あったみたい。
イエロは春祈代の保護者みたいな心持ち？
実際に世話をしてるわけではないけど、イエロは何かと春祈代のこと気にかけてたり。
問題起こした春祈代を迎えに行くのは大抵イエロです。（この辺はayaseさんの漫画から妄想が膨らんだの！ｗ）
かと言ってイエロは春祈代の売春を止めるでもなく、ひょろっと出てきてひょろっといなくなります。
春祈代の精神安定剤入手ルートに関しては思案中。
どっか医療関係者設定のお子さんとか転がってないかｎ（ｒｙ

あと飴子は赤ん坊のときモンスターにさらわれてきたのを祈杁が拾って帰ってきました。
記憶の奥底にあるのか、飴子は今もモンスターが苦手みたい。

暮菊は昔は地下世界（アンダーグラウンド。俗に言う裏世界。）でも有名な雇われ屋（要は何でも屋）だったとか、本当は飛梅の実の父親だけどそれを隠して養父ってことにしてるとか。

…夢路っていつも考えるだけ考えて活用できないんだよなぁ。

＊☆◎∀∞†

いよーうトリは俺様ドルチェッリアだぜ！
残念だが俺らが日記書くのは今日で最後だ。
夢路の奴がそろそろ自分でお書きになりやがりてぇってよ！
でもこの俺様が書かねぇとかありえなくね？
だから夢路のやつには数発ぶちかまして俺がブログジャックだ。
そう、かの大僧官メルテペパルマが若かりし頃犯した罪を再現するかのごとく―‐（以下省略）

ところで最近夢路のオトモダチって奴ァ大丈夫なのか？
最近コメントもねえどころかブログの更新がねえ奴とかいんじゃん。
おいおい死んでねぇか？
コメントはともかくテメェんとこの日記は更新なさりやがれよ。
心配症の夢路がぶっ倒れちまうぜ。ひひっ！

そういや最近俺様ピンクになってんの存じてやがる？
べっつにこっちの姿に影響あるわけでもねーんだけどな。
カデンツェの奴の色替えが終わって暇だから次あんたね的なノリでこのざまだぜ。
あーあくそつまんねー。