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ああ今日も、夢を見れることに感謝!



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3月5日、きょうは、祈杁のだいすきな春祈代のおたんじょうびです。

「はるの、すきな色は、なあに?」
祈杁は、春祈代のすきな色のお花をプレゼントしようと思いました。

でも春祈代は、
「すきな…色…なんて…わかりません。」
といいます。
祈杁はどうしても春祈代にプレゼントがあげたくて、
「なんでもいいの、なんか、すきな色、いって。」
そうすると春祈代はすこし考え込んで、ぽつりと
「…みどり…。」
と言いました。

祈杁はひみつのお花畑に行きました。
スミレ、たんぽぽ、チューリップ。
お花畑にはいろんな色のお花があります。
でも、みどり色のお花だけは、ひとつもありませんでした。

さて、こまったことになりました。
せっかく春祈代からすきな色をきいたのに、かんじんのお花が見つからないのです。
祈杁は考えに考えたすえ、人に聞きに行くことにしました。

祈杁はまず、春祈代がよく行く病院に行きました。

「なんでおまえがここにいるんだよ。」
「お、祈杁ちゃん、君がここにくるなんてめずらしいな。」

「うん、こんにちは、キール、ギム。ねえ、みどり色のお花を知らない?」

「みどり色の花?見たことねぇなぁ。」
「そんなもの探してどうするつもりなんだ?おまえ。」

「きょう、はるの、おたんじょうびなの。だから、みどり色のお花をあげるの。」

「ああ、そうだったなぁ。きょうオレはここをはなれられないから、プレゼントを渡すのを祈杁に頼んでもいいか?」
「いいよ。」
祈杁はギムレットから小さなプレゼントをあずかりました。

「…オレ、なんもよういしてない。…あいつのたんじょうびとか知らねーし。…だから、おめでとうって、言っといてくれ。」
「うん、わかった。」
「なんだよキーちゃん、レディへのプレゼントくらいよういできねぇとダメじゃねぇか。」
「だから知らなかったっていってんだろうが。」

「うん、じゃあきり、行くね。」
すこしけんかみたいになってきたふたりをおいて、祈杁はまたでかけました。


祈杁はこんどは保育園にやってきました。

「おや、祈杁ちゃんかい?君がくるなんてめずらしいね。」
「こんにちは、アシュロット。みどり色のお花を知らない?」

「みどりの花?うーん、見たことないな。ごめんね、力になれなくて。」
「ううん、だいじょうぶ。」
「そうだ、たしかきょうは春祈代さんの誕生日だったよね。私は子どもたちのそばをはなれられないから、君にたのんでもいいかな?」
「うん、いいよ。」
祈杁はアシュロットから中くらいのプレゼントをあずかりました。
いそがしそうに子どものおせわをするアシュロットのじゃまにならないよう小さな声でさよならを言って、祈杁は保育園をあとにしました。



さて、これだけ探しても見つからないなんて、春祈代に何をあげたらいいのでしょうか。
祈杁はいっぱいいっぱい考えました。
そしてお日さまがかたむいたころ、祈杁はとてもいいことを思いつきました。


**


夜、家に帰ってきた祈杁は、さっそく春祈代にプレゼントをわたすことにしました。

「はる、あのね、みんなから、おたんじょうびプレゼント、あげる。」
そういって祈杁は、小さいプレゼントと、中くらいのプレゼントと、大きいプレゼントの、みっつのプレゼントをもってかえってきました。

春祈代は、うれしいのとびっくりしたのがまざった顔をしていました。
祈杁が
「あけてみて、」
といったので、春祈代はまず小さな箱をあけてみました。
すると中には、春祈代のひとみと同じ、空色のリボンがはいっていました。
春祈代はみつあみしていたかみをとき、かたっぽのよこがわをむすんでみました。
なんだか、いつもとちがうかみがたで、春祈代がとてもかわいくみえました。

次に春祈代は、中くらいのプレゼントをあけました。
中には、すこし大きめの、ムシクイのぬいぐるみがはいっていました。
春祈代はムシクイのぬいぐるみをりょう手でぎゅうっとだきしめました。
そんな春祈代は、いつもみたいなひとりじゃなくて、すこし嬉しそうにみえました。

最後の一番大きいプレゼントは、春と同じくらいの大きさでした。
おそるおそるあけようとしたら、
「ん?ここはどこだ?」
なんと中から戻が出てきたのです。
春祈代はとってもびっくりしました。
「ん、春祈代?あ、おまえきょう誕生日なんだって?」
そのあとすこし春祈代の顔が赤くなっていました。



「本当にありがとう。」
春祈代は祈杁にお礼をいいました。
春祈代は相変わらない感じだったけれど、祈杁には、春祈代がちょっぴり笑っているようにみえたのでした。



( はっぴー ばーすでー はるきよ ばい きいり ! )

―――――――――――――――



やらかした\(^O^)/
春祈代の誕生日になんで祈杁がメインなのかとか野暮なことは聞いちゃダメですよ!仕様です(ry

というわけで、祈杁に春祈代に絡んでくださったことのある人を巡らせてみました。
ギムレットさんはなんか形は小さいけどちょっと高価で意味は大きいものかなーと。
最初はコサージュとかブローチとか考えてたんですが、春祈代の髪型を変えたかったのでリボン。
リボンて意外に高いんですよ!
キールくんは春祈代の誕生日を知らなさそう。
でも照れながらぶっきらぼうにおめでとうなんて言われたら鼻血出せるよ夢路^^^

藍鉄鋼さま宅のアシュロットさん初書きです…!
保父さんということでしたが、こんな感じ…か?
子ども相手の職業の方なので、プレゼントはちょっと子どもっぽく。
春の孤独を少しでも紛らわす意味も込めて…みたいな!

そして緑の花が見つけられない祈杁がつれてきたのが戻くんです笑
緑の花…実際あるのかな…?
花じゃないけどクローバーがあるよ!なんて言っちゃだめですorz
実際は春は多分まだ戻くんを見ても赤くなったりしません。
なんか胸がもやもやどきどきする感じです。本人自覚なしな感じです。
でもまぁほら、誕生日だから!(

返信もうちょい待ってください…!
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―8年前―

「おかえり。」

「……ただいま、帰りました。」

「随分と遅かったねぇ、心配したのだよ。」

「…ごめんなさい。」

午前2時。9歳の子供が帰宅する時間ではまずないだろう。
カデンツェには心配していた様子こそ伺えるものの、この時間に帰宅しない子どもを案じていたというには落ち着いていた。

「どこに行っていたのだね?」

「…別に、どこでもないです。」

カデンツェは種族上よく鼻が利く。
加えて職業柄鍛えてもある。
不特定多数の銘柄の煙草の匂い、通常よりも多い汗の匂い、独特の体液の匂い、吐射物の匂い。

「また、歓楽街かね。」

「…ごめん、なさい。」

「どうやら君があそこにいたのは先週が初めてじゃなかったようだね。」

「……ごめんなさい。」

「謝らなくてもいいのだよ。ただね、心配なんだ。何故こんなことをするのかね?」

「…怖い。夜、一人は、嫌。」

「それなら、他に方法があるだろう?何故こんな真似を…。」

「…だって、それしか、知らないもの。」

「一人が嫌なら小生がいてやるものを。」

「…カデンツェ、さん、だって、いつわたしを父さまに返すかわからない…っ。街で会う人は、そんなことない。」

はっとした。
この子は愛というものを知らない。
人を信じることもできない。
体でしか孤独を紛らわすことが出来ないのだ。




「そらまた面倒なガキ拾うたなぁ。お前が抱いたったらええやん。」

「馬鹿を言うな。冗談ではないのだよ。情事の後は必ず嘔吐しているようだし、体調にもよくないと思うのだがねぇ。」

「なんなら俺が抱いたろか?」

「丁重にお断りさせて頂こう。」


( はるきよ が しんぱい な かでんつぇ な はなし ! )

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カデンツェが春祈代を拾って一週間くらいの話です。
何故夢路は最後のイエロとの会話を付けたんだろう…。
消すの面倒なんで消しません。なんてぐーたら!
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「まぁ嗣洲雅ったら、これをアタシに?」

「ええ、弥重蔵はいつも貴方から逃げ切ってしまうでしょう?だから、今日くらいはと思いまして。」

「くそ…っ、離せ嗣洲雅っ、こいつにだけは…っ!」

「ありがとう嗣洲雅!今日は存分に可愛がらせてもらうわね!」

「どうぞご自由に。あ、夕飯迄には帰してくださいね。」

「やめろおおおおお!!」


( しぇりー に はっぴー ばーすでい ばい しずまさ ! )

―――――――――――――――
シェリー誕生日おめでとうー!
…はい、イラスト描いてません。
ごめんシェリー!文章で我慢してくれ!
ほら、弥重蔵とかそれすらなかったから(
あれ、弥重蔵涙目?
嗣洲雅が弥重蔵を縛り上げて引っ張ってきたところです。
わかりづらくてさーせん!


0時ちょっかりにfikaで依頼受付再開します!
全身以外のみです。
MADもあるしね…!
一応五人受け付けた時点で締める予定です。


いつになったら弥重蔵祭りができるんだろうか←
夢路次第ですよねそうですよね。
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目の前に、見慣れていた銀。

まるで雪のような銀
まるで光のような銀

自分の目を疑った。

まさか、まさか、


目の前の銀は、彼の目の前の様子に困惑しているようだった。

それもそのはず、自分が幼い頃過ごした家があったはずの場所が、今や更地になっているのだから。
そんな状況で彼が呟いた声をイエロは聞き逃さなかった。


「馬鹿イエロ…。」


雨が、イエロの頬を打つ。


「誰が、馬鹿やて?」



目の前の彼は、片割れは、大層驚いたように振り返る。

「…おかえり。」


「…ただいま。」


見つけた、見つけた、片割れ。

昔のまま、小さなまま、変わらぬ姿の片割れを、イエロは腕に抱く。

「いやぁ、グレイの気配を感じてなぁ。これも双子の奇跡ってやつ?」

「…ばかたれ、どうせ毎日来てただけだろうが。」

「…なんでバレるかなぁ。」

「だいたいその言葉使いは何だお前。」

「え?大阪弁。他のレパートリーもあるで?」

「そういうことじゃねぇ。」



まるでこれまでの空白が嘘のように満たされたと思った。


あの日死んだと思った自分に、鮮やかな色が着く。



(俺は一つになれたから)



( いえろ と ぐれい の さいかい ! そのいち )

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はい!萩ちゃんの素敵文に悪ノリしてみた!(
なんのこっちゃという方はぜひリンクから見てきてください!
トラックバックの仕方わからん\(^O^)/

イエロ視点で、最後ちょっぴり伸ばしました。
イエロは実は毎日元家(のあった場所)に通っていた、という話。
そのいち、というのは、夢路の中では実はもう少しどろどろした再会の妄想があってですね。
これも一つの再会の形、みたいな。
ほら、パラレルワールドってやつですよ!(

お友達のお誕生日イラストがたまってて、シェリーに構ってあげられないよ…!
ごめんシェリー!
ちび絵か落書きくらいは描けるかもしれない。
―――――――――――――――

「お前、こんな真似いい加減やめろ。」

「どんな真似をしようと、わたくしの勝手ですわ。」

「こんな生き方で幸せなのかお前は。」

「じゃあ貴方がわたくしを殺してくださいませ。」


貴方に殺されて死ぬなら、幸せ。


( やんでれ な はるきよ と れい の ぱろ ! )

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今日は話題がさっぱりないので即席駄文です。
最初に謝ります、さーせん\(^O^)/(
春祈代はもともとヤンデレ設定のはずだったけど、たしかヤンデレって正確には愛し方が歪んでることですよね。
(夢路の中では「愛してるから殺してあげる」とか「死んで一つになりましょう」的なイメージ)
そう考えるとうちの春ちゃんはヤンデレじゃないなあと思い、じゃあヤンデレにしてみようとした結果です。
あくまでパロディです。

あ、クスリの飲み過ぎとかでヤンデレになるってどうよ?(
いや、普段から飲み過ぎてるんだけど、勢い余って何倍も飲んじゃうとヤンデレ化!みたいな。

夢路が書く春祈代と戻くんの駄文はいつも似たようなシチュばっかで本当に申し訳ない。


まだ文字数少ないな…。
あ、そもそもなんで今日話題がないかって、ずっとモンハンしてたからですよ(
以下今日のプレイレポ的なものを一人ごちろう。
落とし物と尻尾はぎ取りで火竜の紅玉狙ってドドドで集会所上位リオレウス行くこと数十回、ようやく手に入りましたよ紅玉!
飛竜刀を【朱】から【楓】に念願の強化だぜ!
そしてその楓を使って、集会所上位のラオシャンロン亜種を二回撃退で龍刀を【紅蓮】から【朧火】に強化、同じくキリン討伐でキリンSレガース生産しキリンS装備を揃えました。
ついでにラオ行った時に手に入れた大爪でドラゴンデストロイをドラゴンブレイカーに強化。
名前はデストロイのが好きだったんだけどな。

楓で旧密林でのフルフルとガノトトス亜種の大連続狩猟行ったら村上位のラオ亜種のクエが出て夢路涙目^^^
わざわざ体力の多い集会所クエに二回も行ったのに…orz
真・フルみっくすプレーヤー
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